Webのメリット、サポート体制を重視し、
他社システムからの入替を実施。効果を実感しています。
東京都港区三田1丁目4番17号
http://www.saichu.jp/ (別ウィンドウで開きます)
東京都港区にある当院(東京都済生会中央病院)は、38科を標榜し三次救急医療機関・地域医療支援病院に指定されている535床の病院です。
明治天皇のお言葉(済生勅語)により創設された全国済生会の中でも二番目に古い歴史を持つ当院は、2015年に開院100周年を迎え、その記念事業として新主棟建設計画を進めています。
リハビリテーション科ではPT17名・OT6名・ST3名の計26名体制で、発症後できるだけ早期に、急性期のリハビリテーションを行なっております。
骨折・変性疾患などの整形外科疾患、脳卒中・脳外科などの中枢神経疾患、心疾患・心臓外科手術、呼吸器疾患、がんの患者様を中心に、当院で治療されているすべての疾患に対応したリハビリを提供しております。また、発症後できるだけ早期に介入するために、リハビリの訓練室だけでなくベッドサイド訓練を積極的に実施しています。
以前は他社リハビリ部門システムを導入・利用しておりましたが、端末台数の制限があったため管理業務(単位数・上限日数・集計等)に限定した利用となり、基本的な業務は紙ベースで運用しておりました。
他社システムを変更するきっかけとなったのは、保守対応のスピードや会社の姿勢に不満があったからです。法改正(診療報酬改定)対応についても、他社の対応はバージョンアップ用CD-ROMを送付してくるだけで、職員自ら各利用端末にCD-ROMをインストールしなければならないため非常に面倒でした。
他社システムから「リハスタ」へのリプレイスを決断した理由は、上記の不満が解消されるシステムだと感じたからです。基本的にリハスタはリモート(遠隔)操作で保守対応が完結するとの事で、他社システムと比べ迅速な保守対応をしてもらえるとの印象を受けました。また、法改正の際も同様にリモート操作で対応してもらえるので、以前のように職員自らがシステム更新作業をする必要が無くなると期待して決断しました。
期待通り、リハスタの保守対応は迅速な対応で、その会社の姿勢も含め非常に満足しております。法改正の対応についても全てお願いできるので、以前のような煩雑さから解放されました。
また導入時の担当SEの方や、サポートセンターの保守担当の方が定期的に連絡を入れてくれる上、状況に応じてフォローしてくれるので、安心して長く利用が出来るシステムだと感じています。
また、リハスタ導入後に、改めて感じたメリットもあります。 リハスタは完全Web型システムのため、ソフトのインストールをせずとも院内どの端末からでも全ての機能が利用可能、という点です。当院ではベッドサイドリハを積極的に実施しておりますが、その合間に病棟の端末から患者情報の閲覧ばかりでなくリハビリ実施記録の入力までできるのは、非常に便利だと感じております。また、台数制限があるため管理業務にしか利用できなかった他社システムと比較し、リハスタは端末台数の上限が無く何台でも同時に使えるので、利用用途や環境を拡張しやすいと感じています。実際に、リハスタにリプレイスをして端末台数を気にしなくともよくなってからは、実施記録を紙ではなくシステム上に入力するようになりました。
さらに、療法士以外の他職種でも追加費用等発生する事なくリハスタを自由に操作できるので、当院では医事課がリハスタ上でリハ科の実績を直接参照・確認できたり、院内送迎に関わるナースやワーカーに患者のリハビリ予約状況をリハスタ上でチェックしてもらっています。それによって情報共有・業務効率化を実現しております。
なお当院では2013年に電子カルテが導入されリハスタとの連携も実現しておりますが、リハスタは電子カルテと同時に立ち上げて画面を切り替えながら操作もできるので非常に使いやすい上、電子カルテ画面上にリハスタへのショートカットを作りID・パスワードの入力をしなくともログインできるので、普段リハスタを使わない端末からでも容易にアクセスが可能で、非常に利便性が高いです。
他にも、画面が見やすい、データの活用がしやすい等のメリットもありますが、何よりも「機能改善等の要望を出しやすい」という点も好印象です。実際に、リハスタへの要望等の提言が、バージョンアップの際に反映される事もあり、更に使いやすくなり機能が向上してきていると感じます。
地域で最も信頼される中核病院であると同時に、いろいろな面で時代の中心を行く先進的な病院でありたいと考えている当院のリハビリテーション科を、縁の下で支え、頼れるシステムであり続けて欲しい、と願っております。